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ただのメモ帳

   
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借りぐらしのアリエッティ
期待しないで見たせいかもしれないけど、面白かった。
傑作!という程ではなかったけど「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」より好き。

でも単純に楽しい娯楽性の強いアニメではないので
子供が見ても物足りないだろうし、大人でも見る人を選ぶと思う。

映像だけならジブリらしく高クオリティだし細やかな小人の生活の描写が面白いので万人に勧められるんだけどね。


これから見る予定の人は事前に以下を把握しておくと良いと思う。

■2時間未満の短編

■割と暗くて現実的で地味な話

■小人が楽しそうに暮らしてるシーンはほとんどないです

■人間と小人が交流するシーンもあまりないです
(一緒に遊んだりしません)

■どちらかというとほろ苦さを味わうアニメ






・以下私の感想(ネタバレあり)

これは普通なら夢いっぱいなファンタジーとして描写する「人間と小人の交流物語」をあえて現実的に描いてみたアニメだと思う。
だから奇跡は起きない。人間は優しくしてあげようとしても逆に傷つけてしまうし、小人の引越しを止める事はできないし、最後まで小人とまともに交流できないし、小人の種族が滅ぶかどうかも心臓の手術の結果がどうなるかもよくわからないまま終わる。
「小人(≒野生動物)は人間が干渉せずそっとしてあげるのが一番幸せ」というシビアなテーマも最初から最後まで揺るがない。
そのため話は小さくまとまりベタベタなハッピーエンドは迎えない。

でもアニメのお約束はちゃんと守っている。
アリエッティはアニメらしい勇敢で優しい良い子だし、最小限とはいえ人間と小人が心を通わす事ができ、力をあわせて危機を乗り越え、最後に希望を持たせているので後味爽やか。
それと現実的に丁寧に描いてるおかげで小人から見た世界、人間と小人の初対面シーンは他の類似作品より心にくるものがあった。
たまにはこういうアニメもあって良いんじゃないかな。
(基本設定はこのままでベタな明るいファンタジーアニメにした方が人気出たろうなーとは思ったけども)


この現実的ファンタジー路線は好みなので、あとは翔やハルおばさんをもっと普通の人間に描いてくれれば…。

翔は始終少年っぽさが全く無く、何を考えてるかよくわからない非人間的キャラという印象だった。
よくつっこまれてる翔の唐突なセリフ、「君たちは滅び行く種族~」は私もポカーンとなった。せめて言う前に何か前フリを入れたり表情が暗い表情だったらここまで不自然に感じなかったと思う。

ハルおばさんは終盤「性格の悪いおばさん」を通り越して「恐ろしい狂人」と化してしまい平凡な家政婦の枠を大幅にはみ出してしまっている。
ここまで狂わせなくても物語は十分盛り上がったと思うし、こんな珍しい人よりどこにでもいるような人が小人を捕獲しようとする展開の方が「小人は人間に見つかっちゃいけない」という事に説得力が増したろうし、意図がよくわからない。



しかしもののけ姫以降の宮崎駿は「自分の言いたい事を作中で言わせる>>>>>娯楽性」な気がする。あと世界が狭い。アリエッティの脚本見る限りテーマがわかりやすくて露骨な説教臭さがなければ好きになれそうなんだけど。
米林宏昌は良い監督だと思うのでこれからの活躍に期待。
でも「悪人ではないキャラがストーリー上悪役になった時の不自然な悪役強調」はやめてほしいかな!(今作でいうとネコとハルおばさん)
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